BMWイセッタ(isetta)フルレストアできる整備工場！中古でも安心♪

中古車市場でも極端に珍しい珍車。BMWイセッタ(isetta)をご存知ですか？

状態の良い車体から、程度の悪い車体までピンキリですが、状態の良い車体はとても少なく感じます。

今回はそんなBMW　イセッタをフルレストアしている車の整備工場を発見しました！解説していきます。

BMW イセッタとは？

知る人ぞ知る車。BMWイセッタとは、イタリアのイソ社のイソ・イセッタをドイツのBMW社がライセンス生産した車となっています。

生産台数としては本家よりこちらのほうが多いため、ライセンスであることが認識されていないことのほうが多い。

エンジンはBMWの二輪車R-25の245ccエンジンを搭載した250ccモデルと1955年12月に298ccに排気量を拡大したイセッタ300が存在する。

後輪軸が前輪に比べて極端に短い４輪モデルと、英国向けの3輪車仕様が追加されている。全モデルでの販売数は１６万台だが、日本国内で存在している個体はとても少ない。

筆者の住む地域では、今まで２台のイセッタを見かけたが、どちらも素晴らしく綺麗に保管してある車体であった。

BMWイセッタの特徴とは

BMWisettaは、先述のとおり、排気量が多くとも300ccしかないため、通常の軽自動車等に比べて走行性能はよくない。

また、オート三輪のモデルは、四輪の通常の車に比べると、走行安定性もとても良いとは言えないっだろう。

しかし、そんな排気量の少ないこの車体でも、通常の走行には全く支障がない。なぜなら、イセッタの定員は二人。大人二人がのるとギリギリの車内空間になっている。

軽量のボディーに小排気量のエンジンの組み合わせは、車の性能を十分に味わうことができ、レトロカー好きにはたまらないフィーリングとなっている。

乗り降りにも特徴が！

イセッタは、現代に走っている車に慣れている方には、どこから乗り込めばいいのかすらわからないといわれている。

その理由は、特殊なドア形状、配置のことに他ならない。

そう！BMWイセッタはフロントのパネルがドアになっていて、パネル左側のノブを回すことで、乗り降りができるようになっている。

なので運転者も、同乗者も前から乗り降りするようになっているんです。世界的にも、このタイプのドアは珍しく、現在では採用している自動車メーカーはありません。

世界のカッコイイドアたち

２０１７年現在、採用されているドアの種類は様々ですが、通常の横開きに加えて上に開くタイプのドアもあります。

有名なものは、ガルウィングですね

「ガルウィング」とは、「カモメの翼」という意味があります。ドアを開けて大きく広がった状態がカモメが翼を広げている状態に似ていることからその名が付きました。

また、トヨタの車にも採用されていたバタフライドア。

また、世界的のもとても珍しいケーニグセグのラプタードア。こちらは知っている方も少ないかもしれません。

ドアが外側前方に移動しつつ、縦に向きを回転するタイプになっています。この写真の状態が開いた状態となっています。

イセッタを修理できる工場が兵庫県に！

そんな、マニアックな車となっているBMWイセッタは、やはり年式が古いこともあり整備できる車屋さんが限られています。

そんな中、旧車やマニアックな外車を専門に扱う、外車整備専門店の自動車整備工場が兵庫県の、自然豊かなのどかな街、加東市にあります

Auto Vitesse

さんという整備工場。

ここでは、メーカーに部品がないイタリア車・フランス車・ドイツ車でも、オーナーの知識と海外からの部品輸入によって見事に整備してくれるというのです

実際に、イセッタがレストアされいる記録を頂いたので紹介しておきます

こちらが、検査を取得する前のイセッタです。

足回りを分解し、ガタツキを修正しているようで

こちらはヘッドライト。小さくてかわいいですね。イセッタのヘッドライトはハロゲン球で、光量を出すのがなかなか至難の業だそう。

ウィンカー部分。ゴムのパッキンなども検査します

貴重なリアビューです。

ウィンカー・テールランプともにとても小さいですね。ボディの塗装を純正色に塗り直し、足回りを修正し組み付けするようですが、肝心のエンジンのフライホイールが修正加工品がなく、

腕のいいレーザー溶接工にたのみ、純正品を強化加工してもらったそうです。また、キャブレターも社外の物がついていましたが、純正の

キャブレターに変更。

見違えるほどきれいになったBMWイセッタはコチラ

ボディには艶がよみがえり、機関も良好。

いまでも走り続けているのだそう。

内張りもすべて張替え、ボディも塗装し直し。

足回りの見えない部分もすべて塗装し直し、さび止め処理を。

ステアリングのブーツの破けも修正されたそうです。

ボディーのコーティングも済まされ、メッキパーツはピカピカ。

素晴らしい仕上がりです。

国内でこれほどイセッタをキレイに仕上げれる職人も少ないでしょう。

Auto Vitesseさん

兵庫県加東市にある整備工場で、ドイツ車・イタリア車・フランス車・アメリカ車を中心に整備を行っておられます。

駐車場には、普段目にすることができないフェラーリ355やポルシェＧＴ３ＲＳ、ランボルギーニカウンタックなどが整備依頼で入庫していました。

オーナーは大のルノーフリークだそうで、コレクションもされていました。

レストアが必要な車をお持ちの方、クラシックカーが好きな方はぜひ一度ご相談されてみてはいかがでしょうか？

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まとめ

いかがでしたでしょうか？

中古の車は不安・外車ならなおさら不安。

という方も、お抱えの整備工場があると安心ですね。

ちなみにイセッタのレストアにかかった費用は１００万円を超えているそうですが、イセッタのオーナーは憧れの車がピカピカでよみがえったことに、大変感動しておられました。

カスタマイズもされているそうなので、メルセデスベンツ・ＢＭＷ・アウディに乗っている方は相談してみるとよさそうですね♪