2018年3月1日に発表された三菱自動車の新型SUV「エクリプス クロス」は、三菱からの久々のニューモデルであると同時に、ワールドプレミアから約1年という長いティザー期間をがあったこともあり、多くのメディアやSUVファンから待ち望まれたモデルです。では、エクリプスクロスとはどんな車なのでしょうか。
エクリプスクロスの排気量は?
エクリプスクロスには、新開発した1.5Lダウンサイジング直噴ガソリンターボエンジンを全車種に採用しています。また、小型軽量の直噴ターボチャージャーにより、排気量は1.5Lでありながらも、通常のの2.4Lエンジンを凌ぐ中低速トルクを発揮することが可能となっています。
エクリプスクロスの魅力5選!
(1)行動意欲を掻き立てる個性的なエクステリア
エクリプスクロスのエクステリアデザインは、前傾したリヤウインドウ、テールゲートを直線的に落とし込んで、オーバーハングを切り詰めたリヤエンドなど、都市型クロスオーバーとしてのスタイリッシュなデザインのクーペスタイルとなっています
(2)機能性と快適な室内空間
インテリアは、スポーティでありながらも、上質な室内空間となり、居住空間と荷室の実用性を確保しています。さらに、6:4分割のリヤシートに200mmのロングスライド&9段階リクライニング機構を採用し、後席乗員の広いレッグスペース、十分なヘッドクリアランスをも確保しています
(3)最新のコネクティビティを装備
コネクティビティは、たとえSUVであっても現在の車にとって必須装備。エクリプスクロスには、スマートフォン連携ディスプレイオーディオ、タッチパッドコントローラーを最上級グレード「G Plus Package」に標準装備し、「Apple CarPlay」に対応、ヘッドアップディスプレイも採用されています。
(4)四輪制御技術による走行性能
エクリプスクロスには2WDもラインナップされますが、三菱車といえばやはり四駆。4WD車には、電子制御4WDシステムを搭載し、AYCブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用。さらに、3つの走行モードを選択可能とすることで、ドライバーの操作に忠実な車両挙動を実現しています。
(5)「サポカーSワイド」対象のe-Assistによる安全安全性能
エクリプスクロスに採用される先進運転者支援システムの「e-Assist」には、衝突被害軽減ブレーキシステム、誤発進抑制機能(前進&後退時)、車線逸脱警報システム、オートマチックハイビームを全車に標準装備し、国が定める「サポカーSワイド」の対象となっています。
エクリプスクロスのここがポイント!
ライバルにたいしてのアドバンテージとなるポイントとしては、スタイリッシュでありながらも、1.5L直噴ターボと、オフロードでもその実力を発揮する4WDの性能があります。スタイルだけではなく、本物のSUVであること。古い言い回しですが、「羊の皮を被った狼」という言葉がぴったりくる車です。
エクリプスクロスの燃費は?
1.5L直噴ターボエンジンを登載するエクリプスクロスの燃費は、2WDで15.0㎞/L。4WDでも14.0㎞/Lと、2.4Lエンジン並みの力強いトルク性能でありながらも、運転状態により筒内噴射と吸気ポート噴射をきめ細かく制御することで、低燃費をも実現しています。
エクリプスクロスはこんな家庭にピッタリ
もはやファミリーカーになりつつあるクロスオーバーSUV。エクリプスクロスも、普段の使い勝手は何の不自由もなく、奥様のショッピングにもコンパクトカーのように使えるでしょう。しかし、内に秘めたSUVのDNAは、休日のドライブで威力を発揮します。そんなエクリプスクロスには、スポーツにレジャーにと、アウトドアライフを積極的に楽しむご家庭にピッタリでしょう。
エクリプスクロスのデメリット・懸念点
三菱らしさあふれるデザインが自慢のエクリプスクロスは、別の言い方をすれば、スタイリッシュにはなっていてもどこかあか抜けない、泥くささが残ります。C-HRやCX-3と比べると、腰高なイメージがそうさせるのです。最近のクロスオーバーSUVブームに触発されたユーザーにどう映るかが懸念されます。
そして、自慢の1.5L直噴ターボですが、欧州市場では主流ではあっても、国内ではまだ認知度が低く、同様のエンジンを採用した車種でヒットしたモデルはありません。1.5Lでハイブリッド車並みの価格というのが理解しがたいのがユーザーの反応なのです。
エクリプスクロスのライバル車3選!
トヨタC-HR
国内のSUV最大のシェアを誇る人気モデル。プリウスと同じく低燃費のハイブリッドと、エクリプスクロスと同様の直噴ターボモデルもラインナップされますがこちらは1.2Lとちょっと物足りません。
マツダCX-3
独自の1.5Lクリーンディーゼルエンジンが特徴ですが、新たに2.0Lモデルも追加設定されたことで魅力倍増。走行性能には定評があります。
スズキSX4S-CROSS
1..6Lエンジンを登載する逆輸入車。2WDで2,062,800円、新世代四輪制御システム「ALLGRIP(オールグリップ)」採用の4WDも2,278,800円と格安。
エクリプスクロスのカスタム画像
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エクリプスクロスの魅力まとめ
エクリプスクロスはこのように、魅力あふれる車種なのですが、メ
ディアから注目される理由には、これが100%三菱による自社開発される最後の車であることなのです。
ルノー日産グループに入った三菱は、今後はプラットフォームやエンジンも共通化され、独自の規格・設計は不可能になります。
それは悪いことではないのですが、どことも違う、三菱車はこのエクリプスクロスで最後となり、
三菱ファンだけではなく、応援したいという気持ちが車好きのすべての人たちにあるのです。
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