ホンダは、ますます活況を帯びる国内のSUV市場に対応するため、
ミッドサイズSUVの“CR-V”を日本で復活させることを決定しています。発売時期は秋とされており、詳細な仕様は公表されていませんが、5代目となる新型 CR-Vはすでに中国及び北米市場で発売されており、そこから日本仕様の姿が見えてきます。新型 CR-Vはどんな車なのでしょうか？
新型CR-Vの排気量は？
「SPORT HYBRID i-MMD」を設定するのは明らかで、
ガソリン車には北米仕様同様の1.5リッターターボもしくは2.4Lの搭載が予想されます。特に「SPORT HYBRID i-MMD」は、CR-Vよりも重量のあるステップワゴンでもその走行性能が実証されており、新型CR-Vの最大の魅力となるはずです。
新型CR-Vの魅力！
５代目となる新型CR-Vは、2モーターハイブリッドシステムの「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載したFF車と4WD車を設定し、力強さと洗練を高次元で融合させています。
また、SUVとしての車格感を強調するスタイリングとしながらも、
ホイールベースとトレッドを広げたことにより、内効率を徹底的に追求。
素材や造形にこだわり抜き、質感高く豊かな空間を実現し、フラッ使いやすい荷室とともに、
ガソリン車にはマツダCX-8で話題となっている３列目シートを設定するなど、ユーティリティー性能も向上させ、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備します。
新型CR-Vのここがポイント！
ポイントとなるのは３列シートを設定していることと、その価格帯です。
マツダCX-8が大方の予想以上の好調な販売を続けているように、ミッドサイズSUVの３列シート仕様に需要があるのは確実。大きくなったCR-VのボディならCX-8並みとはいかなくても、エクストレイル以上の居住性能が見込まれています。
そして、気になる販売価格ですが、パワーユニットがハイブリッド、ガソリンともにステップワゴンと共通となることが予想されるので、
価格帯もステップワゴンスパーダとほぼ同じ、250万円から３５０万円という価格帯になるはずです。
新型CR-Vの燃費は？
新型CR-Vの燃費に関しては想像の域ではありますが、同じパワーユニットを採用するステップワゴンスパーダより、
重量が軽い分、多少良い程度ではないかと思われ、
ハイブリッドで26～27㎞/L、1.5Lターボなら17～18㎞/Lと推定されます。
参考：ステップワゴンスパーダのJC08モード燃費
ハイブリッド：25.0㎞/L
1.5Lターボ：16.0㎞/L
新型CR-Vはこんな家庭にピッタリ
新型CR-Vは、家族が4人ぐらいまでで、常に3列シートを利用するわけではないけれども、荷物も沢山積めて、
アウトドアライフも楽しみたいからヴェゼルやC-HRより荷室も広いSUVが欲しい。そして、運転自体も楽しみたいからパワーも必要。そんな家族にピッタリではないでしょうか。
新型CR-Vのデメリット・懸念点
懸念点は、CR-V自体が、一度は需要がなくなり一度は日本市場から撤退したという過去があることと、さらに海外ではすでに発売されているのにかかわらず、
日本向けには今だに発売日が確定していないという事実。
すでにニューモデルとしての新鮮味が薄れつつあり、ライバルの三菱エクリプスクロス以上のインパクトがどれだけあるのかが疑問視されています。
CR-Vのカスタム画像
新型CR-Vの魅力まとめ
SUVブームの火付け役だったはずのホンダには、そのSUVがヴェゼルしかないのは寂しい。
やはり以前のCR-Vクラスはぜひ欲しいところ。
今ホンダにはパワーユニットとしては「SPORT HYBRID i-MMD」があるので、日本市場から撤退した旧モデルのようにはならないという自信もあっての復活。
しかし、撤退した後のミドルクラスSUVには、走行性能には定評のあるマツダのCX-5、CX-8、プロパイロットを装備した日産のエクストレイル、そして三菱のエクストレイルなど、強力なライバルが待ち構えています。
これらを超える評価を受けることが出来るのか？ユーザーに指示されるのか？2018年秋とされる発売までもう少し待つことにしましょう。
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